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ECサイト制作は、モール型で数万〜数十万円、ASP・SaaS型で無料〜300万円、オープンソースやパッケージで300万円〜数千万円、フルスクラッチで数千万円〜数億円という公開目安があります。商品登録数、デザイン、決済、在庫・会計連携、移行、運用体制で大きく変わります。
先に結論
小さく売り始めるならモールまたはASP、独自業務や基幹連携が増えるならオープンソース・パッケージ・スクラッチを検討します。初期構築費だけでなく、月額、決済手数料、アプリ、保守、商品運用、将来の移行まで含む3年総額で比べてください。
ECサイト制作の方式別費用を先に比較
2026年9月1日に再確認したEC-CUBE公式資料では、構築方式によって数万円から数億円まで差が示されています。これはEC-CUBEを含む各方式を説明する同社の参考レンジで、市場全体の統計平均ではありません。
| 方式 | 初期費用の公開目安 | 向く状態 |
|---|---|---|
| ECモール | 数万〜数十万円 | 早く販売し、集客基盤を借りたい |
| ASP・SaaS | 無料〜300万円 | 標準機能で運用を合わせられる |
| オープンソース | 300万円〜数千万円 | 独自要件と自社保守体制がある |
| パッケージ | 300万円〜数千万円 | 大規模運用と安定した基盤が必要 |
| フルスクラッチ | 数千万円〜数億円 | 固有業務・多数連携が事業の中核 |
出典はEC-CUBE公式「ECサイト構築費用」です。SaaSの有料テーマやアプリ、決済手数料、商品登録、撮影、物流、広告は別に積み上がるため、初期費用だけで判断しません。
EC構築方式の違い
| 方式 | 向く状況 | 主な確認 |
|---|---|---|
| モール | 既存集客と定型機能を活用 | 手数料、顧客接点、表現、データ |
| ASP・SaaS | 標準機能で早く開始 | 月額、決済料、アプリ、上限、解約 |
| Shopify | 拡張アプリと運用基盤を活用 | プラン、テーマ、アプリ、決済、カスタマイズ |
| WooCommerce | WordPressとコンテンツを統合 | サーバー、更新、決済、拡張、セキュリティ |
| パッケージ | 業務要件に合わせつつ基盤を利用 | ライセンス、改修、更新、ベンダー依存 |
| 個別開発 | 独自業務・大規模連携が中心 | 要件、品質、保守、継続開発、移行 |
EC-CUBE公式の2026年4月記事は、モール、ASP・SaaS、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチを比較し、初期費用と継続費の違いを説明しています。発注ナビの2026年5月記事も、規模と構築方式で価格帯が異なると案内しています。公開相場は各社の分類であり、自社と同じ商品数・連携・運用の平均ではありません。

費用を5区分に分ける
| 区分 | 主な内容 | 見落とし例 |
|---|---|---|
| 初期構築 | 要件、デザイン、商品、設定、実装、テスト | 原稿、撮影、商品登録、移行 |
| 基盤・アプリ | プラン、テーマ、拡張、サーバー | 有料アプリ、更新、従量課金 |
| 決済・物流 | 決済料、配送、在庫、倉庫、税 | 返金、チャージバック、連携開発 |
| 日々の運用 | 受注、問い合わせ、返品、商品、販促 | 担当者時間、権限、繁忙期 |
| 改善・保守 | 分析、改修、監視、障害、更新 | 外部仕様変更、データ移行、終了時 |
現在の公式料金は契約直前に再確認する
Shopify公式料金ページを2026年8月30日に確認したところ、年払い表示でBasic 4,360円/月、Grow 12,100円/月、Advanced 52,500円/月、Plus 368,000円/月からと表示され、プランごとにカード手数料やスタッフ数等が異なっていました。これらは構築代行費や有料アプリ、撮影、商品登録、物流運用を含む総費用ではありません。価格・キャンペーン・条件は変わるため契約時に公式ページを再確認します。
WooCommerce公式ドキュメントは、商品、税、配送、決済、注文、顧客、データ、管理、デザイン等を別領域として案内しています(2026年8月30日確認)。「プラグインを入れれば完成」ではなく、各領域を自社条件へ設定し、更新・安全性を継続管理します。
見積もりを変える9つの条件
- 商品
点数、種類、バリエーション、画像、説明、CSV。 - 価格・税
割引、会員価格、定期、地域、税率、請求。 - 在庫
単一倉庫、複数拠点、店舗、予約、取り置き。 - 決済
方法、審査、返金、不正利用、継続課金。 - 配送
サイズ、地域、温度、日時、分割、追跡。 - 顧客
会員、ゲスト、法人、個人情報、同意、退会。 - 外部連携
POS、会計、倉庫、CRM、広告、分析。 - 移行
商品、顧客、注文、URL、ポイント、レビュー。 - 運用
担当、権限、問い合わせ、返品、障害、繁忙期。
公開前に注文を最後まで通す

- 価格、税、送料、割引が想定どおり
- 在庫の増減と売り越し防止
- 成功・失敗・キャンセル・返金の決済
- 顧客、担当、倉庫への通知
- スマホの入力・エラー・完了
- 注文管理、出荷、追跡、問い合わせ
- 個人情報、権限、ログ、バックアップ
- 計測、広告、検索、URL、404
公開を止める条件
本番決済の所有者が不明、テスト注文・返金を行っていない、在庫連携の失敗時対応がない、個人情報の保存先と権限が不明、バックアップと切戻しがない状態では販売開始を急ぎません。
AI活用は商品事実と運用で検証する
AIは商品説明、画像、FAQ、分類、コードの初案を速めますが、商品仕様、価格、在庫、表示義務、権利、誇大表現、決済、配送、個人情報を自動保証しません。誰が事実を確認し、公開後に修正するかを決めます。
ECサイト相場は初期構築費と販売を続ける費用を分ける
ECサイトの費用は、初期構築だけでなく、基盤利用料、決済・配送、商品・受注運用、保守改善を合わせた12か月総額で判断します。現在SERPの相場記事には方式別の価格帯が示されていますが、各社の分類であり、市場全体の成約平均ではありません。モール、SaaS、オープンソース、パッケージ、スクラッチを同じ「サイト制作」にまとめないでください。
| 金額の種類 | 内容 | 比較時の注意 |
|---|---|---|
| 初期構築費 | 設計、デザイン、設定、実装、商品登録、テスト | 登録件数、移行、原稿・撮影、連携、公開支援を確認 |
| 基盤固定費 | モール・SaaS・サーバー・保守等の月額年額 | 年払い、プラン、上限、利用者、契約名義 |
| 取引連動費 | 決済、販売手数料、振込、アプリ、通信等 | 売上、件数、決済方法、返金時で変わる |
| 業務運用費 | 商品、在庫、受注、問い合わせ、梱包、配送、返品 | 社内時間、外部倉庫、繁忙期、例外対応 |
| 改善・保守費 | 更新、安全、集客、分析、機能追加、障害 | 通常保守と売上改善を分ける |
Shopify等の公式プラン料金は、ECサイト制作会社へ払う制作費ではありません。WooCommerce本体を無料で導入できても、WordPressのサーバー、テーマ、拡張、決済、セキュリティ、保守、運用の費用は残ります。逆に月額SaaSには基盤保守が含まれる範囲があり、同じ項目を二重計上しないようにします。
売上連動費は、現在の公式料金ページで契約直前に再計算します。決済方法、外部決済、海外販売、通貨、返金、振込回数によって条件が変わるためです。古い比較記事のパーセントだけで選ばず、想定客単価・注文件数・返品率を使って月次シナリオを作ります。
安い月額と安い運営は別
基盤料金が低くても、受注処理や在庫同期が手作業で増えれば総コストは上がります。逆に高いプランでも、必要な自動化・権限・分析が標準で入り、外部開発を減らせる場合があります。
構築方式は商品数ではなく業務との標準適合で選ぶ
最初に「標準機能へ業務を合わせられるか」を確認し、足りない部分だけを連携・拡張します。既存業務を一切変えずシステムへ再現しようとすると、個別開発が増えます。一方、法令、商習慣、物流、基幹連携等で変えられない条件は、テンプレートへ無理に合わせません。
| 方式 | 候補になりやすい状況 | 停止して確認する条件 |
|---|---|---|
| モール | 集客基盤・標準運用を活用し、早く販売開始 | 顧客データ、ブランド表現、手数料、規約、他販路連携 |
| ASP・SaaS | 標準的な商品・注文・決済・配送で運用可能 | 独自業務、多段価格、複雑権限、データ出力、アプリ依存 |
| WordPress+WooCommerce | コンテンツとECを統合し、自社で保守体制を持てる | 更新、安全、性能、拡張互換性、個人情報、運用責任 |
| オープンソースEC | 国内業務や拡張を自社要件へ合わせたい | サーバー、更新、改修保守、バージョン移行 |
| パッケージ | 一定の業務機能と導入支援、保守体制が必要 | ライセンス、個別改修、更新、ベンダー依存 |
| スクラッチ | 事業の中核となる固有業務・大規模連携が必要 | 標準サービスで代替できる範囲、長期体制、総費用 |
ブランド名から選ぶのではなく、商品、価格、顧客、注文、決済、在庫、配送、返品、会計、問い合わせの業務フローを書きます。それぞれについて「標準で可能」「設定で可能」「アプリ・拡張が必要」「個別開発」「運用変更で対応」を分けます。個別開発が多い方式は、初期費だけでなく更新時の再検証が増えます。
将来の販路も確認します。実店舗、モール、卸、海外、定期購入、法人取引を追加する場合、商品・在庫・顧客・受注の正本をどこに置くかが重要です。最初からすべて作る必要はありませんが、後からデータを取り出せるか、識別子を維持できるか、二重入力を減らせるかを見ます。
商品登録・価格・在庫・注文の例外が見積もりを動かす
ECの難しさは商品ページの枚数だけでなく、商品と注文の例外にあります。単品だけか、色・サイズ、セット、予約、定期、デジタル、受注生産、法人価格、会員限定があるかでデータと画面が変わります。
| 業務 | 通常 | 見落としやすい例外 |
|---|---|---|
| 商品 | 名称、説明、画像、価格、在庫 | バリエーション、セット、予約、販売期間、税区分 |
| 価格・割引 | 通常価格、クーポン | 会員、数量、併用、送料条件、端数、期間、返品時 |
| 在庫 | 受注で減算 | 複数倉庫、実店舗、確保、取消、欠品、入荷、同期遅延 |
| 決済 | 与信・売上確定 | 失敗、再試行、取消、部分返金、チャージバック |
| 配送 | 住所と配送方法を選択 | 地域、温度帯、分割、同梱、日時、海外、追跡 |
| 返品 | 注文単位で返金 | 一部返品、送料、在庫戻し、ポイント、会計、通知 |
商品登録費は、件数だけでなく1商品あたりの項目、画像加工、説明文、バリエーション、既存データ品質で変わります。CSVがあっても、表記揺れ、空欄、重複、画像名、カテゴリ、税、在庫単位が不揃いなら整形が必要です。初期登録件数、超過単価、差し戻し条件を見積もりに書きます。
運用担当者が例外を処理できる管理画面も必要です。注文の検索、メモ、変更履歴、権限、返金、再送、CSV、在庫調整、顧客対応を確認します。画面上でできない処理を開発会社へ毎回依頼するなら、公開後の費用と対応時間が増えます。
実データの小さな移行テスト
本番全件の前に、通常商品、バリエーション、画像多数、在庫0、特殊税・配送等を含む代表データを移します。所要時間、エラー、手修正、再実行、戻し方を確認して全件見積を更新します。
外部連携は接続費より障害・同期・解約まで考える
ECは、決済、倉庫、配送、会計、POS、CRM、メール、広告、レビュー、不正対策等の外部サービスとつながります。「API連携あり」だけでは、どちらが正本か、いつ同期するか、失敗時にどう戻すかが分かりません。
- 連携するデータ項目と、送信元・受信先の正本を決める
- リアルタイム、定期、手動の同期方法と遅延許容を決める
- 重複、順序逆転、途中失敗、再送時に二重処理しない設計を確認する
- 障害を検知するログ、通知、再処理、手動回避を用意する
- 個人情報・決済関連情報の送信先、目的、保管、権限を確認する
- API仕様変更、料金改定、サービス終了時の担当と代替を決める
- 解約時にデータを出力でき、アカウント・鍵を削除できるか確認する
在庫連携が数分遅れても問題ない商品と、限定在庫を複数販路で売る場合では要件が違います。完全なリアルタイムを求めるほど設計・監視・障害対応が増えます。事業上許容できる遅延と、売り越し時の対応を決めます。
外部サービスの月額・従量費は、開発見積と別に一覧化します。無料枠で検証し、本番件数で料金が上がるサービスもあります。開始、想定、上振れの3シナリオで、固定費、件数単価、最低料金、追加オプションを計算します。
見積もり依頼は販売業務と12か月計画を渡す
制作会社へは、欲しい画面より、商品が登録され、注文され、届けられ、返品・問い合わせが処理される流れを渡します。初回公開で必須の業務と、売上・注文の増加後に追加する業務を分けます。
| 依頼情報 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 商品・販売 | 種類、SKU、バリエーション、価格、税、定期、法人、海外 |
| 顧客 | ゲスト・会員、本人確認、問い合わせ、退会、データ保持 |
| 注文 | 決済、取消、返金、領収、ポイント、クーポン、不正対応 |
| 在庫・配送 | 倉庫、店舗、同期、梱包、送料、追跡、返品 |
| コンテンツ | 商品原稿、画像、撮影、記事、FAQ、規約、特商法表示 |
| 連携 | 会計、POS、倉庫、CRM、メール、広告、分析 |
| 規模 | 初期商品、月間注文、繁忙期、担当者、将来販路 |
| 完了条件 | 注文・通知・配送・返金テスト、操作手順、引き継ぎ |
相見積もりでは、初期構築、外部契約、取引手数料、運用、保守改善を分け、同じ売上・注文シナリオで比べます。価格が低い提案に商品登録、撮影、返品、データ移行、テストが抜けていないか、高い提案に初回不要な個別開発がないかを確認します。
事業が未検証なら、全機能を作らず、小さな商品数と標準業務で販売開始し、需要と運用負荷を確認する方法があります。ただし試験販売でも、価格、配送、返品、個人情報、決済、問い合わせ等の必要条件は省けません。「小さく始める」は未完成のまま公開することではありません。
公開前は注文から返金まで実際に通す
表示確認だけではECのQAになりません。テスト用商品と決済を使い、商品選択、カート、クーポン、住所、配送、決済、完了、顧客通知、管理通知、在庫、出荷、取消、返金まで通します。税・送料・ポイント・会計・外部連携の結果も確認します。
- 在庫あり・なし、数量上限、同時注文、予約・販売期間
- 決済成功・失敗・中断・重複・取消・全額/一部返金
- クーポン併用、最低金額、会員価格、送料・税・端数
- 顧客・店舗・倉庫への通知、迷惑メール、通知不達
- PC・スマホ、キーボード、エラー表示、戻る操作
- 管理権限、注文検索、変更履歴、CSV、個人情報の表示範囲
- 解析イベントが個人情報を含まず、重複計上しないこと
公開判定では、決済不能、価格・税・送料誤り、在庫不整合、個人情報漏えい、通知・注文記録欠落等を停止条件にします。軽微な表記や余白は影響を記録し、公開後対応できる場合があります。誰が停止と再開を決め、注文途中の利用者へどう案内するかも決めます。
AIで商品説明や画像を作る場合、商品事実、材質、サイズ、原産、注意、権利、画像と実物の一致を人が確認します。存在しない機能・レビュー・効果を生成しません。大量生成は、誤りも大量に広げるため、代表商品で承認ルールを作ってから分割投入します。
事業タイプ別にEC構築の難所を考える
少数商品を初めてオンライン販売する
商品数が少なく標準的な配送・決済で運用できるなら、SaaSやモールの標準機能を使い、小さく販売開始しやすいケースです。個別デザインより、商品情報、写真、価格、送料、返品、特商法表示、問い合わせ、注文通知を完成させます。月額と取引手数料、商品登録、撮影、運用時間を合わせて判断します。
最初から複雑な会員ランクや独自ポイントを作らず、商品が選ばれ、注文され、届けられ、問い合わせへ対応できるかを検証します。売上だけでなく、梱包時間、送料差、返品、問い合わせ件数を記録し、次の自動化を決めます。
実店舗と在庫・会員を統合する
POS、店舗在庫、会員、ポイントを連携する場合、EC画面よりデータの正本と同期が重要です。商品ID、顧客ID、在庫確保、返品、店舗受取、同期遅延を決めます。完全リアルタイムが必要か、数分の遅延を許容できるかで費用が変わります。
店舗業務を変えずに全て再現しようとせず、標準機能へ合わせられる部分を確認します。連携障害時に販売を止めるか、在庫へ余裕を持たせるか、後で再同期するかを運用担当と決めます。
定期購入・会員価格・複雑な販促を扱う
継続課金では、申込だけでなく、次回日、スキップ、変更、解約、決済失敗、再請求、返金、配送、通知、顧客対応が必要です。会員価格やクーポンの併用、端数、税、ポイントも注文・会計へ影響します。標準機能で足りるか、拡張の更新・解約条件を確認します。
法人向け・見積後受注を扱う
法人ECでは、会社・部署、承認、掛売、見積、契約価格、数量、請求書、複数送付先等が必要になる場合があります。一般消費者向けECを少し変更するだけでは足りないことがあります。初回は商品確認と見積依頼に絞り、受注・請求を既存業務で行う段階案も比較します。
商品数より例外と連携を見る
100商品でも標準業務なら構築しやすく、10商品でも定期・店舗・法人・海外が重なると複雑です。件数と一緒に業務パターンを見積もりへ渡します。
12か月総額を3つの売上シナリオで比較する
開始、想定、上振れの3シナリオで、月間注文、客単価、決済方法、商品数、担当時間を置きます。正確な売上予測ではなく、どの費用が固定で、何が売上・件数に連動し、どの上限でプランや運用が変わるかを知るためです。
| 計算項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 初期 | 構築、デザイン、商品・データ、撮影、移行、連携、テスト |
| 固定 | 基盤、アプリ、サーバー、保守、外部サービス、契約更新 |
| 変動 | 決済・販売手数料、通知、配送、倉庫、問い合わせ |
| 社内 | 商品登録、受注、在庫、梱包、返品、顧客対応、分析 |
| 改善 | 広告、SEO、コンテンツ、UI、機能追加、繁忙期対策 |
売上が少ない期間は固定費の比率が高く、売上が増えると変動費と業務時間が増えます。売上拡大前に、倉庫・問い合わせ・返金・在庫の処理能力を確認します。サイトが耐えても業務が止まれば販売を続けられません。
方式変更のコストも考えます。商品、顧客、注文、URL、画像、レビュー、会員・ポイントをどの形式で出力できるか、外部アプリのデータを受け取れるかを確認します。将来移行するか分からなくても、データ所有と出力方法を契約時に把握します。
最終的には、12か月総額だけでなく、標準業務への適合、公開までの期間、社内運用、改善速度、障害・移行リスクを合わせて選びます。最安の方式ではなく、事業が安全に販売を続けられる方式が現実的です。
ECサイト見積もりの最終チェックリスト
- 商品、価格、顧客、注文、在庫、決済、配送、返品の業務を渡した
- 初期構築、固定費、取引連動費、社内運用、改善保守を分けた
- 標準機能、拡張、個別開発、運用変更の境界が分かる
- 商品登録件数、項目、画像、移行、超過単価を確認した
- 連携の正本、同期、失敗・再送、ログ、仕様変更、解約を確認した
- 注文成功だけでなく失敗、取消、返金、在庫・通知をテストする
- 契約、個人情報、権限、特商法等の必要表示を確認した
- 開始・想定・上振れの12か月費用と業務時間を比較した
ECサイトは売場の画面だけではありません。商品登録から返金、問い合わせ、会計まで運用できることが完成条件です。制作見積から外れる社内・物流作業も同じ計画へ入れます。
価格・プラン・手数料は契約日に公式ページで再確認します。古い料金表を使わず、自社の決済方法、件数、客単価、販路に合わせて計算してください。
料金は2026年8月30日時点の公式条件を入口にし、実際の契約日には各サービスで再確認してください。年払い換算、税込・税別、取引手数料、外部決済、アプリ、為替、最低契約期間を同じ年額へ直して比較します。
少額でも予備費を別に置き、商品追加、配送条件、連携変更など用途を記録します。
よくある質問
ECサイト制作はいくらかかりますか?
方式、商品、決済、物流、連携、移行、運用で大きく変わります。プラットフォーム料金だけでなく、5区分を12か月分まで見積もります。
ShopifyとWooCommerceはどちらがよいですか?
標準機能、運用体制、WordPressとの統合、更新・安全管理、アプリ、データ、移行で判断します。どちらが常に安い・優れるとは言えません。
小さく始めるにはどうすればよいですか?
販売する商品、決済、配送、必要な顧客対応を絞り、標準機能へ業務を合わせられるか確認します。将来機能は「後から追加」へ分け、データと移行可能性だけ先に確認します。
ECの方式と初回範囲を整理する
商品、在庫、決済、配送、外部連携、移行、運用担当を共有いただければ、標準機能で始める範囲と個別対応が必要な範囲を整理します。



