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「Apple純正ディスプレイ以外で、iMacに近いツヤ感と色味を求めるなら、MA320UPは“最適解の一つ”になり得る」
BenQの31.5インチ4Kモニター「MA320UP」を購入しました。
結論から言うと、僕はこのモニターを買って良かったです。
画面が大きくなったことで作業がかなりしやすくなりましたし、何より僕が好きなiMacの画面に近い、ツヤのある表示を楽しめています。
ただし、最初から完全に満足していたわけではありません。
使い始めた直後、iMacの画面と比較すると、
「MA320UPの方が、白が少し黄色っぽく見えるな」
と感じたのです。
画面そのものはきれいなのに、白いWebページなどを見ると、普段見慣れているiMacより少し暖色に見える。
そこで色温度を調整してみました。
結果、僕の環境では、
赤:97
緑:98
青:100
にすると、iMacの白にかなり近づきました。
グレアパネルならではのツヤ感も相まって、今ではかなり満足しています。
この記事では、今後僕自身が設定を戻したくなったときの記録も兼ねて、実際にどのように調整したのかを残しておきます。
同じMA320UPを購入して、
「Macより黄色っぽく見える」
「せっかくグレアなのに、Macの画面と少し印象が違う」
と感じている人にも参考になるかもしれません。
購入前に型番や購入先を確認したい方は、MA320UPの購入先と注意点から先にご覧ください。
AIを使った仕事が増えて、もっと大きな画面が欲しくなった
僕が今回31.5インチのモニターを購入した理由は、作業環境をもっと広くしたかったからです。
2026年5月頃から、AIを使ったクライアントワークを少しずつ始めました。
その後も仕事は毎月続いていて、これからも続けていこうと思っています。
AIを使ったWeb制作などをしていると、一つの画面だけを見るわけではありません。
ChatGPTを開きながらブラウザを見る。
WordPressを編集する。
Webサイトの表示を確認する。
コードを見る。
資料を開く。
複数のウインドウを並べながら作業する。
こうした場面がかなり増えます。
そうなってくると、やはり画面は大きい方が作業しやすい。
そこで31.5インチの4Kモニターを導入することにしました。
ただ、僕にはもう一つ譲れない条件がありました。
「できればiMacの画面に近い質感がいい」
ということです。
僕はノングレアより、iMacのようなツヤのある画面が好き
パソコン用モニターには、大きく分けると光沢のあるグレア系と、光の反射を抑えるノングレア系があります。
僕は以前から、iMacのようなツヤのある画面が好きです。
黒が締まって見えて、色も鮮明で、白い部分にもどこか透明感がある。
僕自身は、あの見え方の方が好みです。
そこで選んだのがBenQの「MA320UP」でした。
MA320UPは31.5インチ、3840×2160の4K解像度を持つIPSモニターで、表面には「Nano Gloss」と呼ばれるグレア仕上げが採用されています。標準輝度550cd/㎡、P3 97%、コントラスト比1300:1、60Hzという仕様です。
BenQ自身もMA320UPを「31.5インチ 4K Mac向けモニター(グレアパネル)」として展開しています。
そして、この「グレア」というところが僕にとって非常に重要でした。
MA320UPは2025年12月23日に発売された比較的新しいモデル
MA320UPは、2025年12月12日にBenQから発表され、2025年12月23日に発売されたモデルです。
つまり、この記事を書いている2026年時点ではかなり新しい製品です。
もともとBenQには31.5インチの「MA320U」というモデルがありました。
こちらもMac向けの4Kモニターですが、MA320Uは「Nano Matte」というノングレア仕様です。
一方、僕が購入したMA320UPは「Nano Gloss」のグレア仕様。
BenQの現在のMAシリーズでも、
MA320U
31.5インチ / 4K / Nano Matte ノングレア
MA320UP
31.5インチ / 4K / Nano Gloss グレア
という形で明確に分けられています。
名前がかなり似ていますが、この「P」の有無で表面の見え方が違います。
僕が欲しかったのはMA320UPの方でした。
実際に使ってみると、画面のツヤ感はかなり好みだった
実際に設置して使ってみると、第一印象はかなり良かったです。
31.5インチなので、とにかく作業領域が広い。
複数の画面を並べても余裕があります。
そして期待していたグレアの質感も良い。
iMacそのものと完全に同じではありませんが、普通のノングレアモニターよりも、僕が好きな方向の表示です。
「これは作業しやすそうだな」
と思いました。
ところが、iMacと並べて白い画面を表示すると、一点だけ気になるところがありました。
MA320UPがMac純正画面より少し黄色っぽく見えた
白いWebページを表示してiMacと比較すると、僕の環境ではMA320UPの方が少し黄色っぽく見えました。
ほんのわずかな違いです。
ただ、毎日何時間も画面を見るので、こういう小さな違和感は意外と気になります。
特に僕の場合、iMacの白に目が慣れています。
そのため、
「もう少しiMac側の白に寄せられないかな」
と思い、設定を調整してみることにしました。
なお、これは「MA320UPは黄色いモニターだ」という意味ではありません。
ディスプレイの見え方は、色温度、ICCプロファイル、Mac側の設定、室内照明、個体差、そして見る人自身の視覚順応によっても変わります。
あくまで僕の使用環境で、iMacと並べたときにそう感じた、という話です。
まず6500Kを試した
MA320UPでは、色温度として、
5000K
6500K
9300K
ユーザー設定
を選択できます。
まず6500Kを試しました。
一般的なディスプレイでは6500K付近が基準として使われることも多い色温度ですが、僕の目にはiMacと比較するとまだ少し黄色寄りに見えました。
そこで次に9300Kを試しました。
9300Kにすると、今度は青すぎた
9300Kにすると黄色っぽさは一気に消えます。
ところが今度は逆です。
「これは少し青すぎるな」
と感じました。
つまり僕が求めていた白は、
6500Kでは少し暖かすぎる。
9300Kでは冷たすぎる。
その中間あたりにありました。
そこで使ったのが「ユーザー設定」です。
色温度をユーザー設定にしてRGBを調整
BenQのDisplay Pilot 2から、
カラーモード:ユーザー
を選択。
そして色温度を、
ユーザー設定
に変更しました。
すると赤・緑・青を個別に調整できます。
何度かiMacと見比べながら調整して、最終的に落ち着いたのが次の値です。
僕のMA320UPでiMacにかなり近づいた設定
現在使っている設定はこちらです。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| カラーモード | ユーザー |
| ガンマ | 2.2 |
| 色域 | ネイティブ |
| 色温度 | ユーザー設定 |
| 赤 | 97 |
| 緑 | 98 |
| 青 | 100 |
| 色相 | 全色50 |
| 彩度 | 全色50 |
| ブルーライト軽減 | OFF |
| Visual Optimizer | OFF |
| ICCsync | ON |
特に重要なのが、
赤:97
緑:98
青:100
です。
僕の場合は、これでかなり良くなりました。
※輝度については部屋の明るさや本人の好みで適切な値が変わるので、ここでは固定値にはしていません。
R97・G98・B100にした瞬間、かなりiMacに近づいた
この設定にした状態で改めてiMacと比較すると、
「かなり近くなった」
と感じました。
6500Kで感じた黄色っぽさが減り、9300Kで感じた青っぽさもありません。
白が自然になりました。
そして白色が自分好みになったことで、もともと気に入っていたNano Glossのグレア感も、より良く感じられるようになりました。
ツヤのある画面。
きれいな白。
締まって見える黒。
広い31.5インチの作業スペース。
かなり自分の好みに近い環境になりました。
この時点で僕は、
「これは買って良かったな」
と思いました。
色相と彩度は触らなかった
途中で重要だと感じたことがあります。
Display Pilot 2には、
色相
彩度
についても赤・緑・青・シアン・マゼンタ・黄などを細かく調整する項目があります。
しかし今回はそこには触れませんでした。
全部50のままです。
今回調整したかったのは「白の色温度」です。
そのため、必要以上に色そのものをいじらず、
色温度のRGBだけを調整しました。
結果的にこの方法で十分でした。
ICCsyncはONのまま使用
僕の現在の環境ではICCsyncもONにしています。
BenQのICCsyncは、モニターのカラーモードとコンピューター側のICCプロファイルを同期するための機能です。BenQはDisplay Pilot 2の機能として、MacとBenQモニター間でICCプロファイルを自動的にマッチング・同期すると説明しています。
僕の場合はONの状態で現在の見え方に満足しているので、そのまま使っています。
このRGB設定は「絶対的な正解」ではない
ここは大事なので書いておきます。
R97・G98・B100は、
「MA320UPを使う全員がこの設定にすべき」
という意味ではありません。
これはあくまで、
僕のMA320UP
僕のiMac
僕の作業環境
僕自身の好み
で比較した結果です。
同じMA320UPでも、部屋の照明や比較しているMacによって最適な値は変わる可能性があります。
ですから、同じように黄色っぽく感じている人は、
R97
G98
B100
を一度出発点として試してみて、
青っぽければ青を99へ。
まだ黄色っぽければ赤を96へ。
といった形で、最後は1ずつ動かして微調整すると良いと思います。
僕自身も、ここまで来たら大きく数値を動かす必要はありませんでした。
iMacと比較するときはMac側の色温度変化にも注意
iMacと横に並べて色を合わせる場合は、Mac側の表示も確認しておいた方が良いです。
例えばTrue ToneやNight Shiftが有効になっていると、Mac側の色温度自体が変化します。
その状態で外部モニターを合わせても、時間帯や周辺環境によって比較対象の色が変わってしまいます。
色合わせをするときは、一時的にこうした自動的な色温度変更を止めた状態で比較する方が分かりやすいです。
なぜ僕はMA320UPを買って良かったと思ったのか
僕の場合、このモニターを買った目的は単純に映像を見ることではありません。
仕事です。
AIを使ったクライアントワークをする。
Webサイトを作る。
ChatGPTを使う。
ブラウザを複数開く。
WordPressを触る。
コードを見る。
文章を書く。
こうしたことを毎日行います。
そのため、画面の広さはそのまま作業のしやすさにつながります。
31.5インチというサイズは、この用途でかなり使いやすいです。
そして大画面になったとしても、画面そのものの質感が気に入らなければ毎日見るのが苦痛になります。
僕の場合は、
「大画面が欲しい」
だけではなく、
「iMacに近い、ツヤのあるきれいな画面で作業したい」
という条件がありました。
その意味で、Nano GlossのMA320UPを選んだのは正解だったと思っています。
ノングレアのMA320Uではなく、グレアのMA320UPを選んだ理由
ここは購入を検討している人には重要です。
BenQには非常によく似た、
MA320U
があります。
こちらも31.5インチ4Kです。
しかしMA320UはNano Matteのノングレア。
僕が使っているMA320UPはNano Glossのグレアです。
反射をできるだけ抑えたい人なら、MA320Uの方が合うでしょう。
一方、
MacやiMacのような、鮮明でツヤのある表示が好き
という人なら、MA320UPの方向性はかなり魅力的だと思います。
僕自身は後者でした。
購入前に、MA320UPの型番と販売ページを確認
この記事で使っているのは、31.5インチ・4K・Nano Gloss(グレア)のMA320UPです。名前がよく似たMA320Uはノングレアなので、購入画面でも型番と画面表面を確かめてください。
「少し黄色っぽい」で諦めなくて良かった
購入直後に、
「思ったよりiMacと色が違うな」
と感じると、少し残念に感じることもあります。
僕も最初は白が少し黄色っぽく見えました。
しかし、そこでモニターそのものの評価を決めなくて良かったです。
6500Kを試す。
9300Kを試す。
そして、その間が欲しいと分かったのでユーザー設定へ。
最終的に、
R97
G98
B100
へ調整。
それだけで印象がかなり変わりました。
現在は、iMacの画面にかなり近い感覚で使えています。
もちろんiMacとMA320UPは別のディスプレイなので、まったく同じ表示になるわけではありません。
それでも僕が求めていた、
「ツヤのあるきれいな画面を、大きな31.5インチで使う」
という目的は十分達成できました。
結論:MA320UPは、色を自分好みに追い込んだらかなり満足できた
僕にとってMA320UPは、買って良かったモニターでした。
最初はMac純正画面より少し黄色っぽい色合いに感じました。
しかしDisplay Pilot 2から色温度をユーザー設定に変更し、
赤:97
緑:98
青:100
にすると、僕の環境ではiMacの白にかなり近づきました。
そこにMA320UPのNano Glossによるツヤのある見え方が加わり、現在はかなり気に入っています。
作業領域も広くなりました。
AIを使った仕事もしやすい。
文章を書くときも、Web制作をするときも快適です。
そして何より、毎日長時間見る画面に違和感がない。
これは結構大きいです。
もしMA320UPを買って、
「Macと比べるとちょっと黄色っぽいな」
と思っている人がいたら、そこで諦めず、一度色温度のユーザー設定を試してみてください。
少なくとも僕の場合は、数値を少し調整しただけで、かなり満足できる画面になりました。
そして僕自身も、もし将来設定がリセットされたら、この記事を見て、
カラーモード:ユーザー
ガンマ:2.2
色域:ネイティブ
色温度:ユーザー設定
R97 / G98 / B100
に戻そうと思います。
これから購入を検討する方は、MA320UP(グレア)の購入先と型番の確認もご覧ください。
