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自社アフィリエイトシステムの構築|WordPressで成果・報酬を管理するには

CONTENTS / ARTICLE MAP目次36項目

自分の商品を紹介してもらい、売上に応じた報酬を管理する仕組みは「自社アフィリエイトシステム」です。WordPressへの追加も検討できます。紹介リンクだけでなく、注文・返品・支払いまでつなげる設計が必要です。まずは現在の販売方法と紹介条件を整理しましょう。

「自社ASPを作りたいけれど、何を用意すればよいのか」「正しく報酬を計算できるか」が気になる販売者の方へ。名称の違い、必要な機能、作り方の比較、公開前の確認までを整理します。実装済みの製品紹介ではなく、自社に合う仕組みを考えるための設計案を含む記事です。

追加方法から相談したい方は、記事末の「相談前に伝える内容」もご覧ください。受付後は専用案件ルームのテキストで進めます。情報確認日:2026年10月20日。

自社アフィリエイトシステムとは?自社ASPとの呼び方と構築の全体像

自分のサイトで紹介会員を募集し、紹介リンクから生まれた売上と報酬を管理する仕組みは、「自社アフィリエイトシステム」「アフィリエイト管理システム」と呼ぶと伝わりやすくなります。「自社ASP」「独自ASP」「アフィリエイトセンター」と案内されることもあります。

ここでいう紹介会員は、あなたの商品やサービスを紹介する人です。購入者とは役割が違い、紹介しただけではなく、あらかじめ決めた成果条件を満たしたときに報酬の対象になります。

WordPressへ追加することも検討できます。最初に確認するのは、現在どこで商品を売り、どのように入金を確認しているかです。

  1. 紹介できる商品と、誰にいくら払うかの条件を決める。
  2. 販売・決済の記録と紹介情報を結び付けられるか調べる。
  3. 返品・取消・報酬確定・支払いのルールを決める。
  4. 小さな構成で作り、通常購入と失敗する場面を試す。

「ASPを使う」と「自社ASPを持つ」の違い

「ASP」という言葉だけでは、外部の広告サービスなのか、自社の紹介制度なのかが分かりません。開発を相談するときは、次の違いも一緒に伝えると話が早くなります。

作りたい仕組みの伝え方
目的伝え方の例運営する範囲
自分の商品を紹介してもらう自社アフィリエイトシステム自社の商品、紹介会員、成果と報酬
顧客の紹介制度を作る紹介プログラム・リファラル管理紹介者と紹介された人の特典・条件
複数企業の広告を集めて運営する独自ASPの構築・運営広告主ごとの契約、請求、広告・会員管理も必要

これらは実際の用途を伝えるための呼び方で、名称が違うだけで機能がそろうわけではありません。本記事は、主に一つの事業者が、自分の商品を紹介してもらう仕組みを対象にしています。

外部ASPの利用をやめれば、会員募集、広告の確認、問い合わせ、支払いまで自動的に不要になるわけでもありません。自社運営では、その担当と手順も用意します。システムを作れば紹介者や売上が自然に増える、という約束はできません。

すでに販売サイトがある方は、「サイトURL」「販売する商品」「決済方法」の3点を整理してみてください。仕組みの正式名称が分からなくても、この情報があれば追加方法を検討できます。

紹介会員・リンク・成果管理に必要な機能

実用的な自社アフィリエイトシステムには、会員登録から紹介、成果確認、報酬支払いまでが一巡する機能が必要です。紹介リンクの発行だけで完成とせず、会員側と運営側の両方が迷わず使える画面を考えます。

紹介会員が使う画面

  • 登録・審査状況:申請、確認中、利用開始、停止の状態を表示。利用規約への同意も残す。
  • 紹介できる商品:商品説明、対象条件、報酬、紹介を止めた商品の案内を一か所にまとめる。
  • 紹介リンクの発行:許可した商品やページを選び、自分のリンクをコピーできるようにする。
  • 成果・報酬の確認:確認中、確定、取消、支払済みを分け、数字の意味を短く説明する。
  • 案内・問い合わせ:広告表示の例、禁止事項、支払日、成果の確認依頼を確認できるようにする。

例えば「今月の売上」と一つだけ表示すると、返品予定の商品まで振り込まれると思われるかもしれません。「確認中の報酬」「支払い対象の報酬」「支払済み」を分けた方が、紹介する人にも分かりやすくなります。

運営者が使う管理画面

  • 会員管理:申請内容の審査、承認・停止、変更履歴、連絡状況を確認する。
  • 商品・条件管理:対象商品、報酬率、定額報酬、適用開始日、変更前の条件を管理する。
  • 注文と成果の照合:注文番号から紹介元、入金、返金、計算内容を確認する。
  • 確定・支払管理:確認が必要な成果を保留し、対象を締めて支払結果と照合する。
  • 異常と未対応の一覧:接続エラー、金額の不一致、支払失敗など、担当者が次に確認する項目を表示する。

会員に購入者の氏名・住所を見せる必要があるとは限りません。問い合わせに使える管理番号と、自分の成果・金額だけで済むなら、その範囲に絞ります。運営者の画面にも、必要な担当者だけが詳しい注文情報を見られる分け方が必要です。

会員登録と審査、商品リンク発行、紹介先での購入、注文と入金の照合、報酬の記録と確認の順に進む。クリックだけでは成果にせず、記録と報酬確定を分ける。
リンクを作った後も、注文と入金を確認し、報酬の状態を管理します。狭い画面では図を横に動かせます。

最初から全部入りにしなくてもよい機能

商品別の細かい報酬、月額サービスの継続報酬、紹介クーポン、複数通貨、振込の自動化は、必要性を確かめてから追加できます。例えば一商品・一つの報酬率で始めるなら、複雑な条件設定画面は後に回せます。

ただし、返品への対応、他人の情報を見せない設定、二重払いの防止は、後から考えればよい機能ではありません。見た目や機能数よりも、お金と権限に関わる基本部分が途切れず動くことを先に確認してください。

成果計測は注文・入金の記録と結び付ける

成果計測では、購入完了ページが表示されたことだけで売上を確定せず、サーバー側の注文・入金の記録と紹介情報を照合する設計をおすすめします。同じ注文を重ねて計上しないことと、紹介者を正しく決めることは、別々に確認する必要があります。

「誰の紹介か」と「いつ成果になるか」を先に決める

Aさんのリンクを開いた後にBさんのリンクを開いたら、どちらへの報酬になるでしょうか。さらに別の人のクーポンを使った場合も、システムが都合よく判断するのではなく、あらかじめ決めたルールを適用します。

  • 紹介の優先順位:最初のリンクか最後のリンクか。クーポンとリンクではどちらを優先するか。
  • 有効期間:紹介から何日以内の購入を対象にするか。期限の数え方も決める。
  • 対象の注文:初回購入だけか、同じ人の次回購入や月額更新も含むか。
  • 計算対象:税込か税抜か、値引き後か、送料や手数料を含むか。端数をどこで丸めるか。
  • 成立の時点:申込、入金、発送、利用開始など、事業に合う基準はどれか。

例えばWooCommerce向けの「Affiliate and Referral Program」には、リンクとクーポン等の優先順位が定められています。ただし、これは当該拡張の仕様です。別のプラグインでも同じと思わず、採用する製品と設定を確認してください。WooCommerce掲載の成果帰属の説明

決済通知が2回来ても、報酬は2回増やさない

決済サービスから届く入金などの自動通知を、Webhook(ウェブフック)と呼びます。Stripeの公式資料では、通知の重複や、発生した順番どおりに届かない場合を想定した処理が案内されています。StripeのWebhook公式資料

この条件を踏まえ、僕なら通知が本物かを確かめ、注文番号、処理済みの通知、計上する成果の単位を照合する作りにします。通知IDだけでなく、同じ注文の同じ成果を別の通知で重ねて作らない確認も必要です。月額更新なら、初回注文と各回の入金を区別します。

紹介者IDや報酬額を、ブラウザーから送られた値だけで信用することも避けます。商品・金額・紹介条件は、販売側の正式な記録を基準に確認する設計です。通知を受けた記録があっても、成果への反映に失敗していれば未対応として残し、再処理で二重計上しないようにします。

自社ドメインでも、すべての紹介を特定できるとは限らない

Cookie(ブラウザーに保存する小さな情報)、広告ブロック、アプリ内ブラウザー、別端末での購入などで、紹介元を結び付けられない場合があります。WebKitにも追跡を制限する仕組みがあり、「自社サイトだから」「サーバー側で処理するから」という理由だけで完全な計測は約束できません。WebKitの追跡防止の説明

サーバー側の照合は購入や金額の確認に役立ちますが、失われた紹介元が自動で分かるわけではありません。紹介コードなどの補助方法も、適用条件と悪用への対策を含めて検討します。本人の設定や同意を無視して追跡を続ける方法は採用しません。

不明な成果は勝手に特定の会員へ付けず、「紹介元確認待ち」「入金記録と不一致」などの理由を残す方が、後から調べやすくなります。なお、計測上の紹介売上が、その紹介だけで増えた売上かどうかは別の分析です。レポートでは二つを混同しないでください。

返品・取消から報酬支払いまでの管理

売上が発生しても、すぐに紹介報酬を振り込む設計にはしません。返品などの条件を確認して報酬を確定し、実際の支払結果を照合してから「支払済み」にする流れが、運営上のトラブルを減らすための基本です。

AffiliateWPにも、発生した成果を未確定・確定未払い・却下・支払済みなどに分ける仕組みがあります。以下の表はその画面の転載ではなく、独自開発を検討するときに僕が整理する状態の例です。AffiliateWPの成果ステータスの説明

成果と支払いを分けて管理する設計例
状態意味次に確認すること
発生・確認中注文と紹介の記録がある入金、対象条件、返品、不一致
確定・未払い報酬額が確定した締め日、支払条件、対象への重複登録
支払処理中支払いを開始した振込等の結果。再実行前に重複を確認
支払済み支払結果を照合した支払日、金額、対象成果、照合記録
取消・調整・保留条件に合わない、返金、不明点など理由、変更前後の額、確認担当と履歴

部分返品や値引き変更は、対象商品の金額で考える

仮に「送料を除く、値引き後の対象商品額の10%」という条件を決めたとします。対象額10,000円なら報酬は1,000円。対象商品のうち3,000円分を返品した場合、残る対象額7,000円に対する報酬は700円です。これは仕組みを説明する仮例で、標準の報酬率ではありません。

実際には税の扱い、対象外商品、クーポン、返品する数量、端数処理で答えが変わります。「注文が返金されたら報酬を全部ゼロにする」だけでは、部分返品に合わない場合があるため、商品単位で戻せるかまで決めておきます。

報酬率を後から変えたときも、過去の成果をすべて現在の率で再計算すると、会員が確認した金額とずれるおそれがあります。適用した条件の版と計算内訳を残し、変更をいつから適用するかを明確にする設計が役立ちます。

支払済みの報酬は、取消ボタンで戻せるとは限らない

AffiliateWPの公式資料でも、返金時に未払い報酬を却下する処理と、支払済みの報酬は区別されています。返金可能期間を考慮して支払う案内もありますが、対応は連携先や設定に依存します。AffiliateWPの返金時の取扱い

自社の制度でも、支払い後の返金や、不正利用等による決済取消への対応を先に決めます。過去の支払記録を消すのではなく、合意した条件に基づく調整記録や個別対応として残す方法が考えられます。会員の口座から自由に回収できる、とは説明しません。

成果は発生、確認中、確定、支払処理中、支払済みと進む。返品や取消は取消・調整へ、振込失敗は失敗・再確認へ分ける。同じ成果を二重に払わず、返品条件と支払結果を確認する。
成果の記録、報酬の確定、支払いの完了は別の状態です。支払処理を開始しただけでは完了にしません。

CSV出力と、実際の振込完了も分ける

振込用の一覧を出せても、それだけで支払いは終わっていません。支払対象を一度締め、同じ成果を別の一覧へ重ねて入れないようにし、実行結果を一件ずつ照合します。振込失敗や結果不明は保留として残す必要があります。

締め日・支払日・最低支払額・未達分の繰越・手数料負担・成果への確認依頼の期限は、会員向けの規約と画面で一致させてください。税務上必要な書類や処理も、事業と報酬の内容に応じて専門家へ確認する項目です。

自社アフィリエイトシステムを比較:WordPress・外部サービス・独自開発

現在の販売方法と報酬ルールが既製プラグインで満たせるなら、まず導入・設定で対応できるかを確認します。既製機能にない部分だけを拡張し、それでも合わない場合に専用システムを検討する順序が、不要な作り込みを抑えやすい選び方です。

自社の紹介制度を作る3つの方法
方法向いている状況先に確認すること
WordPressの既製プラグイン対応カートを使い、標準の紹介・報酬ルールに合わせられる無料/有料の範囲、決済・返金との連携、更新と日本語対応
外部の管理サービス・パッケージ運営支援や既成の管理機能も利用したい接続方法、利用料、データ出力、契約終了時の移行
独自プラグイン・専用システム自社独自の条件、画面、承認、既存業務との連携が必要初期開発、検証、保守担当、処理量、引き継げる資料

WordPressへ追加するなら、販売プラグインとの組み合わせを確認

WordPressには、販売機能を追加するWooCommerceなどと連携して紹介制度を運営する既製プラグインがあります。例えばSliceWPは、会員用ページや紹介リンク、成果管理などを案内しています。無料の基本機能と有料拡張は分かれているため、必要なことがすべて無料とは限りません。WordPress公式ディレクトリのSliceWP

大切なのは、「WordPressで動く」という条件だけで選ばないことです。現在の決済、定期購入、カートの画面、返金の仕組みまで対応するかを確かめます。対応表に名前が載っていても、自社の設定を含む動作確認は別に必要です。

不足がある場合は、既製プラグインを直接書き換えるより、保守できる接続方法を使って補助機能を分ける案を検討します。直接の改変は更新で失われたり、変更箇所が分からなくなったりするためです。採用前には、更新状況、サポート、ライセンス、停止したときの影響も確認してください。

Laravelなどで、管理部分を別に作る選択肢

複数サイトや販売サービスをまとめたい、承認担当と支払担当を細かく分けたい、独自の締め処理がある、といった場合は、管理部分を別のWebシステムにする方法もあります。Laravelは、そのような専用システムを作るときに使う開発の土台の一つです。

ただし、Laravelに変えるだけで、計測が正しくなったり安全性が保証されたりするわけではありません。WordPressと別の会員情報をどう結ぶか、接続が止まったときに誰が対応するかなど、運営の負担も比較します。規模だけで機械的に決めず、必要な仕事の流れに合わせて選びます。

外部ASPの会員網と、自社用の管理機能は別

自社運営の管理サービスを導入しても、大手ASPに登録している紹介者が自動的に参加するとは限りません。募集まで支援するサービスなのか、計測と管理だけなのかで、必要な担当と費用は変わります。

比較するときは、価格と機能数の順位だけでなく、「今の販売に接続できるか」「自社の条件で取消・支払いまで回せるか」「将来データを取り出せるか」を同じ条件で確認しましょう。WordPressの外も含めた開発の考え方は、業務システム開発の費用と進め方でも整理しています。

不正対策・個人情報・PR表示も運営の機能にする

安全性を考えるなら、不正らしい購入を検知する機能だけでなく、権限、広告のルール、情報の保存、変更履歴、人による確認まで用意します。機能を増やしても不正や情報漏えいがゼロになる保証はないため、異常時に止めて調べられることも必要です。

会員・審査担当・支払担当の権限を分ける

紹介会員には、自分のリンクと成果を扱うための権限だけを与えます。WordPressの管理者権限を渡す必要はありません。画面でボタンを隠すだけではなく、データを見る処理や変更する処理でも、その人に権限があるか確認します。WordPress公式の権限確認の説明

報酬額や振込先の変更は、ログイン済みというだけで実行させず、再確認と履歴を残す設計にします。不正ログインへの対策、入力内容の検査、管理画面への不正な操作を防ぐ仕組み、更新とバックアップも合わせて確認する項目です。

自己購入や不自然な注文は、ルールと確認手順を用意

自己購入を認めるか、家族の購入はどう扱うか、重複申請や虚偽注文をどう確認するかを規約にします。同じIPアドレスだけで即座に不正と決めると、同じ職場や家庭からの通常利用まで巻き込むおそれがあります。

疑わしい成果は理由を付けて保留し、注文や決済の根拠を人が確認できる流れにします。会員が問い合わせる窓口も用意し、単に「不正だから取消」としか分からない運用を避けましょう。

PR表示と掲載内容は、広告主側も確認する

自社の商品を紹介してもらう場合、広告の表示を会員へ丸投げすることは避けてください。消費者庁は、ステルスマーケティング規制の対象について広告主側の関与を説明し、アフィリエイト広告の表示も全体として明瞭である必要を示しています。冒頭へ小さくPRと書けば、すべて解決するわけではありません。消費者庁のステルスマーケティングQ&A

運営機能としては、使ってよい説明文、誇大な表現の禁止、広告であることが分かる表示例、掲載先の確認、修正依頼と掲載停止を管理する方法が考えられます。画像や紹介文も、権利を確認した素材だけを配布する必要があります。

集める情報を増やす前に、利用目的を決める

氏名・メールアドレス・口座情報・注文情報について、誰が何のために使うか、誰に見せるか、どこへ送るか、いつ削除するかを整理します。Cookie等も扱いによって個人関連情報などに当たるため、「名前がないから何でも使える」とは考えません。個人情報保護委員会のCookie等に関するQ&A

同意や説明、外部送信、保存期間の具体的な条件は、利用するサービスとデータの流れで確認します。法律や税務の適用をプラグイン任せにせず、必要な専門確認を行ってから、画面・規約・運用に反映してください。

構築は小さく始め、公開前に失敗する場面を試す

構築は、条件の合意、販売機能との接続確認、最小構成の実装、例外を含む試験の順で進めます。通常の購入で数字が一度増えただけでは完成にせず、注文・成果・支払いの記録が一致するかを確かめます。

アフィリエイトセンターの作り方は、4工程ごとに確認する

  1. 条件を決める:商品、成果条件、報酬、取消、支払日、担当者を一枚に整理します。運営者と開発者が同じ例で同じ金額を計算できれば、次へ進めます。
  2. 接続できるか確かめる:販売・決済から何の記録や通知を取得できるかを調べます。注文、入金、返金と紹介情報を結べない場合は、製品や接続方法を見直します。
  3. 最小構成で一巡させる:検証用の商品と架空の会員で、登録から支払結果の確認まで試します。見栄えのよい画面だけでなく、担当者が保留理由まで確認できる状態を目指します。
  4. 失敗と変更を試す:重複通知、返金、権限違反、支払失敗を確認します。想定と実際の記録が一致し、問題時に止めて戻せることを確かめてから、限定した運用を始めます。

既存ショップに追加する場合は、本番の顧客や注文で勝手に試さず、販売機能のテスト手段と検証環境を確認します。既存データの控え、変更の範囲、問題が出た場合の停止・復旧手順を先に用意してください。

開発を依頼するときに共有したい受入テスト

次の表は、実際にどこまで確認するかを相談するための例です。決済や報酬条件に応じて追加し、合格した証拠と確認日を残します。

公開前に確認する10の場面
試す場面期待する結果
通常の紹介購入正しい会員・商品・対象額で一件だけ記録される
入金待ち・決済失敗入金済みの確定報酬に混ざらない
同じ通知の重複・同時受信成果や支払額が重複しない
通知の遅延・順序の入れ替わり誤った状態で確定せず、照合・再処理できる
全額返金・部分返品規約どおり取消・減額し、変更理由が残る
別リンク・クーポンの併用決めた優先順位が適用される
紹介期限切れ・情報が保存されない環境勝手に紹介者を推測せず、決めた取扱いになる
他の会員の情報を開こうとする画面だけでなく取得・変更の処理も拒否される
振込失敗・結果不明・再実行支払済みにせず、確認前に二重振込しない
支払い後の返品・条件変更過去の支払履歴を消さず、合意した調整として残る

Safari、Chrome、スマートフォンのアプリ内ブラウザーなど、実際に想定する入口でも試します。すべての環境で同じ結果になると思わず、計測できない条件と会員向けの説明を一致させることが必要です。

注文と報酬が合わない、他人の情報が見える、重複支払いの疑いがある場合は、対象処理を止めて確認します。

記録を消して数字だけ合わせるのではなく、原因と影響範囲を調べ、修正後に同じ場面を再確認します。

引き継げる資料と、毎月の確認項目も残す

公開時には、画面の操作方法だけでなく、紹介ルール、計算例、データの項目、接続先、テスト結果、停止・復旧方法を残します。通知や締め処理が失敗したとき、誰がどの一覧を見るかも決めておくと運営しやすくなります。

最初の支払いや条件変更時は、人による照合を厚めに残すことをおすすめします。未反映の注文、保留が長い成果、支払対象の合計、取消・調整の履歴を確認し、自社の運用に合ってから自動化を広げる方針です。

開発費用と月額費用は何で変わる?無料で始める場合の注意

開発費用を大きく左右するのは、販売・決済との接続、報酬条件の細かさ、必要な画面と権限、取消・支払処理の範囲です。プラグイン代だけではなく、導入から毎月の運営までにかかる負担を分けて確認してください。

TAKUMI Web Worksの料金案内と、本件の見積りは分けて考える

当サイトでは、会員制・業務サイトやカスタム機能開発について、税込180,000円〜を一つの目安として案内しています。2026年10月20日時点の一般的な案内であり、本記事に挙げたアフィリエイト機能をすべて含む定額料金ではありません。既製プラグインを活かす部分的な追加は、この目安未満で対応できる場合もありますが、本件の金額は現在の環境と必要範囲を確認してお伝えします。現在の対応範囲・料金案内

希望予算や上限があれば、任意でお知らせください。希望内容の全体がその範囲で可能か、難しい場合はどこまで実現できるか、既製機能の利用や段階的な追加でどう組み直せるかを分けてご返信します。予算が未定でも相談できます。安全性や必要な検証を削って金額だけ合わせることはしません。

初期費用・維持費・紹介報酬を混ぜない

見積りや比較で分けて確認する費用
区分確認する内容
初期の制作・設定要件整理、画面、連携、データ移行、例外処理、試験、操作案内
ソフト・外部サービスライセンス更新、有料拡張、外部サービスの利用料と条件
運用・保守サーバー、バックアップ、更新、接続変更、不具合調査、担当者の確認時間
販売・支払い購入時の決済手数料、紹介会員への報酬、振込手数料

「無料のアフィリエイトシステム」を探す場合も、無料なのが基本プラグインなのか、設定代行なのか、継続の利用料なのかを分けて確認します。ソフト代が0円でも、保守、振込、会員への報酬まで不要にはなりません。

小さく始める例は、一商品・一つの報酬条件・会員登録と審査・成果確認・人による支払照合をそろえた構成です。継続報酬や振込の自動連携などは、必要になった段階で追加を検討できます。ただし、取消処理や権限、二重払いへの対策は最初の構成にも含めます。

依頼時は、初期費用、毎年・毎月の費用、含む作業、含まない作業、変更時の対応を同じ条件で見積もってもらうと比較しやすくなります。例えば「基本ソフトのみ」と「設定・連携・試験まで含む制作」では、表示金額だけを並べても、自社の負担が少ない方法は選べません。

自社ASP・アフィリエイト管理システムのよくある質問

自社ASPを作れば、紹介会員も集まりますか?

システムの設置と、紹介会員を集める活動は別です。参加する利点、紹介しやすい商品説明、報酬条件、募集先、問い合わせ対応を用意する必要があります。最初は対象を絞って募集し、使いにくい点や説明不足を確認する方法が考えられます。

成果の承認から振込まで、すべて自動化できますか?

自動化を検討できる部分はありますが、振込先のサービス、契約、必要な確認、取消時の扱いに左右されます。紹介報酬を記録する機能と、実際に送金する機能は別です。開始時は人の最終確認を残し、失敗や重複への対応を確かめてから範囲を広げることをおすすめします。

WordPress以外のショップでも連携できますか?

注文・入金・返金の通知やデータを取得できるかによって、接続方法が変わります。外部カートで決済しているなら、そのサービス名と現在の売り方を先に確認します。「WordPressに機能を入れれば、どのカートとも連携できる」とは限りません。

AIで作ったコードがあれば、そのまま運用できますか?

コードが動くことと、報酬を安全に管理できることは別です。権限、入金照合、二重計上、返品、支払失敗、更新・復旧を確認する必要があります。途中まで作ったものも、利用条件と現状を確認して、使える部分と修正が必要な範囲を整理する相談は可能です。

自社サイトに紹介機能を追加したい方へ

「この記事のような自社アフィリエイトシステムを作りたい」「WordPressの商品販売に紹介リンクを追加したい」という段階から、ご相談いただけます。紹介会員の画面、成果の確認、返品・取消、報酬の支払いまで、どの範囲を仕組みにするかを一緒に整理します。

TAKUMI Web Worksでは、既存プラグインを活かす方法、不足する部分を独自プラグインで追加する方法、Laravelなどで専用システムを作る方法を比較します。対応可否と必要な確認工程を調べ、着手前に範囲・費用・進め方をご案内します。

  • この記事のURLと、実現したいこと
  • 現在のサイトURLと、商品・サービスの売り方
  • 分かれば、販売・決済サービス名やWordPressの利用状況
  • 必要な機能、困っている点、希望時期

希望予算や上限は任意で添えていただけます。希望する全体がその範囲で可能か、難しい場合はどこまで可能か、代替手段や段階的な追加でどう組み直せるかをご返信します。予算未定でも大丈夫です。セキュリティ、必要なテスト、バックアップなどを削って合わせることはしません。

初回は専門用語が分からなくても構いません。パスワード、APIキー、購入者情報、口座情報は送らないでください。受付後は当サイトの専用案件ルームで、テキストを中心に進めます。電話・Zoomでの打ち合わせには対応していません。